去る2023年6月8日(木)に、
千葉大学 西千葉キャンパスにて、
大学1年生~大学院2年生までの6学年、
約25名の学生を対象に
「香りから
物語を作る授業」を開催しました。
「ほうじ茶」は「香り」に特徴を持ち、
高い評価のある人気商品です。
「香り」は五感の中で未知な領域でもあり、言語化が難しいため、その良さが伝わりにくいという課題があります。そこで「お~いお茶 ほうじ茶」をテーマに、「香りから物語を創る授業」を実施することで、従来は見えづらかった「ほうじ茶の香り」について、深く感じてもらい言語化することでほうじ茶の香りの魅力の見える化を図りました。
授業では、実際に「香り」を感じ・味わいながら、「香り」から連想する感覚・景色・色・生き物など、様々な角度から言語化していき、言葉をもとに物語を創作。学生の皆さんから、想像力溢れるオリジナルの「香り」の物語がたくさん生まれました。
香りから物語を創る授業内容
伊藤園「お~いお茶
ほうじ茶」の香りを感じる
目を閉じて、深呼吸をしながらお茶の香りを嗅ぐ・味わう
「香り」から連想する
言葉を書き出す
どんな感じがするか、どんな景色が思い浮かぶか、どこかで嗅いだことはあるかなど、思い浮かんだことをメモに書き出す
より具体的に
感じたことを書き出す
「香り」から感じるのはどんな季節か、どんな天気か、色・音・生き物で例えるとどう表現できるのかなど、より具体的に書き出す
好きな言葉を選んで
物語を創る
思い浮かんだ言葉からオリジナルの物語を描く
完成した物語を
発表し合う
各テーブルからひとりずつ代表者を選び、成果を発表する
ほうじ茶の香りから感じた
言葉を書き出す
いろいろな切り口で
香りに向き合うと
意外な言葉が
つぎつぎと浮かんでくる
物語を創る
浮かんだ言葉をつないで
物語をつくるのが、
没入できて面白い!
物語にそった挿絵づくり。
普段使わない色鉛筆での
描画にワクワク。
完成した物語を発表する
同じテーマで作った物語なのに
それぞれ個性がある物語に
みんな前のめり!
楽しみながら自分だけの物語
づくりにみんな大盛況でした。
プログラムを終えた学生の感想コメント
まるで自分と対話しているかの
ような不思議な感覚
お茶の香りから物語をつくるという体験は、まるで自分と対話しているかのような不思議な感覚がありました。香りと向き合うことで、いつもと一味ちがった時間が過ごせたと思います。日頃の研究で使う脳とは異なる部分を刺激された感じです。色鉛筆も久しぶりに使って、自由に発想を拡げ、表現することが楽しかったです。
柴崎真里(しばざきまり)さん
千葉大学大学院 融合理工学府
創成工学専攻 デザインコース
(修士課程2年生)
※2023年6月8日時点
伊藤園担当者のコメント
お~いお茶ほうじ茶は
「香りがおいしい」と
言っていただける“香り
のお茶”です。
今回授業を通じて、十人
十色な物語を拝見し、非常に驚きました。授業でやった内容は非常に簡単で、誰でも簡単に実施できるかと思います。
秋は「読書の秋」とも言いますが、今年は「物語を書く秋」にして、創造性を高めるいつもと違う過ごし方をされても素敵な時間の過ごし方ができるなと思いました。
飲料だけでなく、ご自宅にあまった緑茶をフライパンで炒ることでほうじ茶は誰にでもできますので、「香りと向き合う」時間をお過ごしいただければと願っています。